学ぶ・知る

台湾初の漫画基地「Agora」が台北駅近くに 台湾漫画産業の振興へ意欲

築52年のオフィスビルをリノベーションして作られた台湾の漫画基地「Anime Agora」(画:UPGA瓦建設計)

築52年のオフィスビルをリノベーションして作られた台湾の漫画基地「Anime Agora」(画:UPGA瓦建設計)

  • 237

  •  

 台湾初の漫画基地「Anime Agora」が9月、台北駅付近にオープンする。

今年9月にオープンする漫画基地「Anime Agora」

[広告]

 昨年台湾漫画産業を振興するため、文化部が数年前から計画していたもの。台北駅付近にある築52年の200坪4階建ての建物を台湾の設計会社「UPGA瓦建設計」に委託して改築した。

 デザインを担当した瓦建設計の許偉揚総監は「台湾の漫画産業は90年代から不振だが、今後、『Agora』を起点として台湾の漫画産業を発展させ、日本の有名な漫画『島耕作』を作った弘兼憲史さんのような、有力な若手漫画家をもっと多く育てていけたら」と話す。

 1階は漫画を販売する台湾オリジナル漫画店、2~3階は展覧会やセミナー、記者会見が実施可能な多目的スペース、4階は漫画家のスタジオとなる予定。

 名称の由来について、許総監は「漢字の○(○=土へんに呈)は台湾語で空き地、広場の意味で、『廟○』(○=土へんに呈)は人が集まり、交流の場所。英文のAgoraは集会の意味で、昔ギリシャアのアテネ城の広場名でもあり、コミュニケーションとシェアを象徴することから、この名称を起用した」とも。

台北経済新聞VOTE

祝!ついに待望の【台北経済新聞】が公開されました! みなさんはどんな情報を期待しますか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース