JTB台湾が6月10日、2020年東京オリンピックの台湾人向け観戦券及びセット商品を販売すると発表した。台湾人向けの観戦券の販売はJTB台湾により独占的に行われる。
台湾人向けの観戦券は、開閉会式、バスケットボール、テニス、バドミントン、アーチェリー、体操、重量挙げなど16種類で、チケットは合計3159枚。そのうち約1700枚は単品チケットとして、1400枚はセット商品(観戦券+航空券+ホテル)として販売する。単品チケットは抽選制で、6月26日14時からオンライン上で申し込みを受け付け、7月26日14時に受付終了を予定。抽選結果は8月26日午前に発表し、販売状況によっては9月中下旬に第2回抽選を行う可能性もあるという。
セット商品の場合は抽選無しで販売。7月1日14時にオンライン上で申し込み受け付けを始め、無くなり次第終了。
これらチケットは台湾(澎湖、金門、馬祖含む)居住者のみ購入可能で、JTB台湾以外によるチケットの転売や販売、宣伝は禁止。名前が記載されるチケットとなり、会場で身分証の提示が求められる可能性もある。商品購入後の返金はできないが、一定の条件下における譲渡は可能。
単品チケットの注意点としては、1つの申込書において、同行者は申し込み代表者と同じ競技にしか申し込めないこと、最多でも1人当たり4枚のチケットの購入に限られること、重複して申し込んでいた場合、申請が取り消される可能性があることを挙げる。セット商品では、1つの旅程に参加できる最大人数が4人で、最多でも1人4枚のチケット購入に限られ、試合の観戦日とホテル、滞在日数が指定できない。
JTB台湾オリンピック担当者は「『感動のそばに、いつも。』をブランドスローガンに掲げるJTBとしては、『世界中の人に感動を』というスローガンを掲げるオリンピックのチケット販売事業に携われることを誇りに思う。台湾の皆さまにもぜひ東京オリンピックを見に来てもらい、台湾人選手を応援してほしい。台湾人選手の皆さまの健闘をお祈りします」と話す。