秋田県が8月21日、ABCクッキングスタジオとコラボレーションした試食試飲商談会をロイヤルホスト南港園区店(台北市南港区)で開いた。
年に一度開いている商談会。今回は台湾ABCクッキングスタジオとコラボレーションし、秋田県の特色ある食材を講師が調理したものを立食形式で試食試飲しながら商談を行うスタイルで行われた。
大潟村役場の松橋さんによると、日本有数の米どころである秋田県は近年、グルテンフリー食品や発酵食品の開発に注力しているという。商談会では、「あきたこまち」を使ったグルテンフリースパゲティーを台湾スタイルにアレンジした「葱油乾麺」を試食用に用意し、一般的なスパゲティー麺に引けを取らない食感や風味を台湾のバイヤーや代理店などにアピールした。
秋田県農林水産部の工藤さんによると、米どころである秋田県の特徴として、秋田牛にも米を食べさせて育てているため、普通の飼料を食べて育った牛と比較したところ肉質が柔らかく肉汁も豊富で油も口溶けが良いとのこと。青パパイヤのしょうゆ漬と酒蔵のしょうゆこうじを使ったしょうゆクリームソースも併せて振る舞った。
このほか、きりたんぽを使ったライスコロッケなど、秋田県での伝統的な食べ方だけでなく台湾人にも受け入れられやすいようアレンジしたメニューを紹介した。
秋田県からは9社35品が商談会に参加した。