台湾では、日本で発生した牛海綿状脳症(BSE問題)が発生したのを機に日本産牛肉の輸入が禁止されていたが、9月に解禁が発表され和牛ブームが到来している。
輸入再開の先陣を切ったのは宮崎牛約205キロ。今後は宮崎牛以外の和牛も市場に出回る見通し。
中秋節で焼き肉を食べる習慣がある台湾では16年ぶりの和牛到来と時期が重なり、さらに話題に火をつけた。台湾の焼き肉居酒屋チェーン「乾杯グループ」では10月7日から、和牛メニューを提供する。
解禁後に初めて輸入されたのは黒毛和牛「宮崎牛(みやざきうし)」。宮崎牛は、5年に1度行われる和牛オリンピック「全国和牛能力共進会」で史上初となる日本一2連覇を果たした有名なブランド牛。生産地の宮崎県は全国2位の黒毛和牛生産地で、その中でも最上級のものだけが「宮崎牛」と認定されている。
同グループが提供する和牛メニューは、しゃぶしゃぶが看板メニューの黒毛屋=「日本和牛しゃぶしゃぶ」「日本和牛すき焼き」、焼き肉専門店・老乾杯=「日本和牛のリブステーキ」を予定。
黒毛屋の営業時間は11時30分~15時、17時~22時30分。