今年の双十国慶節(10月10日、中華民国の建国記念日)のメインビジュアルのデザインが、台湾でよく使われるナイロン素材を編み込んだバッグの「茄○袋」をモチーフとしていることが話題になっている。
茄○袋は、台湾人の中で「庶民の色彩を持った台湾らしいもの」という認識があり、こうした色彩が中華民国(台湾)の祝賀式典に使われたことはなく、これまでの式典では中華民国の国旗を構成する青や赤、めでたい色として金などがメインに使われてきた。
メインビジュアルを担当したのはデザイナーの鄭司維さんで、今年のスローガンは「2017一起更好」「BETTER TAIWAN(より良い台湾を)」とした。
このビジュアルは、街路灯バナー、政府機関の正面玄関や歩道橋に掲げられる横断幕、式典のメインステージの背景、式典に参加する貴賓のバッジ、招待状、帽子、タオル、識別カードなど幅広く使われる。
10月10日夜には、総統府でプロジェクションマッピングも予定する。(○草冠に止)