「2017台北温泉まつり」が10月19日~23日、台湾の温泉地として有名な北投温泉(台北市北投区)で開催される。期間中、歌仔戲(台湾語で行われる演劇)や路面映画館、浴衣デザイン賞など、数々の催し物を予定する。
同イベントは2001年に始まり今年で16回目。今年は前回よりも規模を拡大し、25の温泉業者、15の飲食業者などが参加を予定。親子湯かけエリア、絵馬エリア、グルメエリアの3つのエリアで構成され、計57のブースが出店する。
今年は、日本の群馬県の川原湯温泉で行われた「湯かけ祭り」からヒントを得て、主題は「祝福湯かけ文化祭」。鹿児島県指宿市のフラダンスや愛媛県松山市の演歌歌手の演出のほか、歌仔戲や路面映画館、浴衣デザイン賞なども行う。25の温泉業者と提携を組み、浴衣着用者に特典も用意する。
開催地となる北投温泉は、台湾を代表する温泉地の一つ。1894年にドイツ人が発見し、1896年に大阪商人平田源吾が最初の温泉旅館「天狗庵」を開業したことで開発が進んだといわれる。台北メトロに乗れば台北市内中心部から約40分と近く、観光で訪れる人も多い。同温泉地は一つの温泉地で白硫黄泉、青硫黄泉、鉄硫黄泉の3種類の湯を楽しめるのが特徴。
開催時間は10時30分~20時30分。