台湾の文化放送の賞で台湾の3大娯楽賞の一つ「金鐘獎(ゴールデン・ベル・アワード)」授賞式が9月26日、国父紀念館(信義区)で行われた。
台北経済新聞のインタビューに答える台湾でデビュー14年目の日本人タレント、夢多(大谷主水)さん
金鐘獎は1965年に始まり今年で55回目。「台湾エミー賞」と称され、ラジオ、ニュース番組、音楽番組、広告プログラム、技術賞などの分野ごとにノミネートされ、台湾のテレビ・ラジオ業界における名誉ある賞となっている。
今年は「文化部影視及流行音楽産業局」主催で「三立電視台」が実施し、40部門における賞が発表された。
今年は日本人の活躍も目立った。台湾でデビュー14年目の日本人タレント、夢多(大谷主水)さんがMCを務める愛爾達電視台のテレビ番組「地球の慶典」が「生活風格番組賞」と「生活風格番組優秀司会者賞」の候補にノミネート。レッドカーペットでは日本からコロナの影響で台湾に来られない母親にテレビ電話をつなぎ、母親を連れて番組制作チームと一緒にレッドカーペットを歩いた夢多さん。「ここは台湾芸能界のオリンピックのような場所。ずっと目指していた目標だったのでとてもうれしい。今日はめいっぱい楽しみたい」と意気込みを見せた。
惜しくも大賞の受賞は逃したが、2015年から司会を務める夢多さんは、「台湾の芸能人」として命がけで世界の祭典に果敢に挑む姿が評価された。
当日は、コロナ対策として、レッドカーペット上でもソーシャルディスタンスを保ち、マイクも使用の度に消毒。会場にいる間は、ステージ上以外は主催者が用意した黒いマスクの全員着用を義務付けるなど、対策を徹底して開催された。