「横浜・八景島シーパラダイス」(神奈川県)など日本国内で4つの水族館を運営する横浜八景島が8月9日、台湾北部の桃園市の大規模開発エリアで「桃園水族館」(仮称)の起工式を行った。
建設予定地は高速鉄路(新幹線)桃園駅前の大規模開発エリア「高速鉄路桃園駅特定区産業専用区」で、アウトレットなどがあるエリアの一角に建設される。規模は地上3階、地下2階建て、延べ床面積は約1万4800平方メートルで、水量は約3000トン。初年度の入館者数は約160万人を目標としている。
開発コンセプトは「多種多様な生物の生態展示と世界最先端のテクノロジー、エンターテインメント、ホスピリティーなどを融合し、台湾と世界の豊かな自然環境、生物多様性を再現し、自然の姿を映し出すような、台湾と日本の友好の架け橋になる次世代水族館」。
起工式で、横浜八景島の布留川信行社長は「多くの人々に感動を与える、今までにない水族館を目指したい」と意気込みを示し、「今回、横浜八景島として初めての海外進出を日本と大変絆の強い国、台湾で行い、水族館事業に参加することはとても幸せ。台湾はすでに多くの魅力を持っている。その魅力とコラボすれば、素晴らしい集客ができる」と自信を見せた。
開業は2020年1月を予定。