台湾プロ野球界唯一の日系チームである楽天モンキーズが7月10日、リーグ戦前期優勝を果たした。
台湾楽天モンキーズ、リーグ戦前期優勝 台湾球界唯一の日系チーム
試合は楽天モンキーズのホームである楽天桃園棒球場で行われ、10対2で楽天モンキーズが味全ドラゴンズに勝利。2020年の参入以来初の快挙をホームスタジアムで手にし、勝利の紙テープが舞った。会場では同チームチアリーダーである楽天ガールズたちが応援を盛り上げ、球場に詰めかけた1万人以上のファンが湧いた。
同チームには、今シーズンから3人の日本人コーチが加わった。川田喜則CEOは「ヘッドコーチである古久保健二コーチは日本プロ野球界で活躍後、2019年より台湾プロ野球チーム富邦ガーディアンズに3年間、コーチとして在籍。台湾球界への造詣も深く、日本球界での指導の経験も豊富で、日本と台湾が融合している楽天モンキーズに非常にフィットした。台湾人コーチとともに密にコミュニケーションを図り、チームがどうすれば強くなるか常に話し合ってきた。特に守備面、走塁面の強化を図り、今回のリーグ戦前期優勝を勝ち取った」と話す。
同チームは、シーズン最後に開催される台湾シリーズでの優勝を目指し、26日より後半戦に臨む。