JR東日本グループ会社のJR東日本台湾事業開発が9月2日、日本と台湾企業の架け橋となるコワーキングスペース「One&Co Taipei」(台北市中山区南京東路)を開設し、同日、開業セレモニーを開いた。
台北にコワーキングスペース「One&Co Taipei」 JR東日本グループ企業が開設
同グループの「One&Co」事業はシンガポールに続き2カ国目。同社は、日本と台湾の産業発展と活性化を目的に、台北市投資サービス事務所(Invest Taipei Office)と相互連携協力して同施設を開いた。
同施設では、コワーキングの機能にコラーニング、コネクションを加えた3つの機能とサービスを通じ、利用者間の有機的なコミュニティー形成を促す。利用者が職場でスキルアップできるワークショップやイベントも開いていく。コミュニティーコンダクターが常駐し、利用者のビジネスをつなぎ、ネットワーク構築やコミュニティーへの参加を後押しするほか、税務、法務、PR、資金調達などの専門パートナーも紹介する。
「ホテルメトロポリタンプレミア台北」「ブリーズアトレ」などJR東日本グループとの共同イベント開催も予定し、現地消費者との接点を設けるなどして、企業間、企業と消費者間の交流を活性化するという。
運営は可可創意(CO&CO TAIWAN)が受託。総経理の富田啓一朗さんは「CO&COは日本国内では5拠点を構え、東京ではJR新大久保の駅ビルに入居していることなどからJRとの縁があり、シンガポールに続いてパートナーとして運営していく。日本ではB2Cサービス中心で展開しているが、台湾ではシンガポールと同じように勉強会やイベントを開きながらビジネス機会を提供していきたい。新たに台湾に進出するゼロ・スタートのビジネスを1から100になるまでサポートするので、台湾にビジネス目的で来る方に足を運んでいただければ」と話す。
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