台北国際観光博覧会(TTE)が5月26日~29日の4日間、世界貿易中心一館(台北市信義区)で開催された。
17年目を迎える同展示会には国内外から約200団体が出展し、日本からは日本政府観光局(JNTO)、地方自治体、通信事業社、交通機関、ショッピングモール、ホテルなどが参加した。
JNTOブース併設のステージでは、オープニングセレモニーに蔡英文総統も登壇し盛り上げた。その他、ソーラン節や餅つきパフォーマンスや各地方に関するクイズ大会、抽選大会を行った。
NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」が台湾でテレビ放映されていたこともあり、海女(あま)の認知度も台湾では高く、岩手県のブースでは現役の海女でもある北三陸観光大使の藤織ジュンさんらが海女の装いで来場者と交流し、岩手県をアピールした。日本からの出店団体は他に、長野県白馬エリア・富山県・鳥取県・北海道・静岡県など、地方自治体ブースが目立った。
長野県白馬エリアブースに出展したHAKUBAVALLEY TOURISMの神脇木香さんは「台湾では長野県と言えば雪というイメージを持たれており、台湾人観光客の中でも特にスキーファンが多いエリア。しかし夏の長野も良いところがたくさんあり、黒部ダムや湖でのSUP、登山、パラグライダーなどの豊かな自然を最大限に楽しめるアウトドアアクティビティーの魅力ももっと知ってほしい」と話す。