台湾人キャストが出演する、日台の野球交流100周年を記念したミュージカルの台湾スペシャルステージ「KANO ~1931甲子園まで2000キロ~」の記者会見が7月11日、One & Co(中山区)で開かれた。
KANOは、2014年に上演された台湾映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」の通称。日本統治時代、台湾嘉義市に実在した嘉義農林学校を舞台に、日本人、漢人、原住民から成る野球部が夏の甲子園に出場し、快進撃を果たす経緯を描いている。
台湾スペシャルステージには、陳希ウ(王へんに禹、英名はキミ)さんのほか、鍾政均(ガーフィールド・チョン)さん、江明娟(エリック・ジャン)さんらが出演し、タレントのビビアン・スーさんがアンバサダーを務める。
ミュージカルの作詞・作曲を手がけた岸田敏志さんは会見で、オーディションでキミさんを見た時、「野球部監督、近藤兵太郎の娘、花子役にぴったり」と感じたと話し、プロローグとエピローグに花子のソロパート追加を決めたことを明かした。
坊っちゃん劇場(愛媛県東温市)で8月4日~15日、公演を行う。期間中ライブ配信を行い、台湾からでも視聴可能。チケットは7月28日に発売。