台北のギャラリー「GALERIE OVO」(中山区)で現在、アート企画展「plus plus ++」が開催されている。
台北で日本人アーティスト5人のグループ展「plus plus ++」
同ギャラリーマネジャー兼キュレーターの黄俐寧(コウ・リニン)さんは、日本と台湾のアートシーンに新たな架け橋を築くため、ア~ミ~、阿南さざれ、小田望楓、HAYATO MACHIDA、feebeeの日本人5人から成るグループ展「plus plus ++」を企画した。日本やアジアを軸としたアーティストの「国際越境」を実現するため、アートコミュニティーの育成、活性化、知名度の向上推進を目指す。
黄さんは幼少期~義務教育時代を日本の福岡県で過ごし、中国語と日本語が母国語のバイリンガル。そうした背景から両者の文化を深く知り、豊かなクロスカルチャー概念を持っている。今回が初めてのキュレーションとなる展示会の企画で、黄さんはアーティストの「国際的なつながり」を重視し、「アート市場における展示や販売だけでなく、文化の交流や新しい形態の経済発展など、さまざまな領域における芸術界の変化にも注目している」という。
同展のテーマ「plus plus++」には、「追加」「足し算」と言う意味があり、アート創作における創造性、想像力、可能性について探究することを目的とし、「アーティストの視点を通したアート創作の無限の潜在力」を展示している。同展は今後、絵画、写真、彫刻、インスタレーションアート、ビデオアート、ニューメディアアートなど、さまざまなアート形式で継続的に展示していく予定。
営業時間は11時~17時30分。日曜~火曜定休。観覧無料。7月19日まで。