台湾の大手決済サービス業者の台湾行動支付(台北市内湖区)は10月31日、日本唯一の国際クレジットカードブランドのJCBと提携し、2018年第1四半期から「HCE(Host-based Card Emulation)対応モバイル決済」の提供を始めると発表した。
台湾行動支付は、2014年に台湾の大手決済事業者および32行の金融機関を中心に設立された決済サービス事業者。2016年8月からクレジットカードなどのモバイル決済プラットフォーム「台湾Pay twallet+」のサービスを開始し、最近では同サービスのアプリに「QRコード読み取り支払い」機能を付けるなど、台湾内で関心を集めていた。
今回の提携により、来年の第1四半期には台湾発行のJCBカードを「台湾Pay twallet+」へ登録できるようになり、台湾内のJ/Speedy対応端末で台湾Pay twallet+を利用しモバイル決済できるようになる。
台湾行動支付の趙揚清董事長は「今回の提携が台湾でのキャッシュレス社会の構築に役立ち、台湾の方々に決済サービスの便利さを感じてもらえたら」と話す。