台北市の国立故宮博物院で11月14日、ロンドンの大英博物館で保管されているエジプトミイラの展示「大英博物館藏埃及木乃伊:探索古代生活」が始まった。
展示されるミイラの数は同院担当者によると台湾史上最多。1888年に発見された2歳児のミイラなどの希少なミイラのほか、棺おけや石碑など、展示品200点以上を8つのエリアに分けて展示。CTスキャン技術を用い、紀元前900世紀から180世紀のミイラを紹介し、明かされていなかった当時のエジプト人の生活を探るという。
古代エジプト時代からローマ時代のミイラの変化や違い、古代エジプト時代に人気だったお守り、死者を生き返らせるといわれた「スカラベ」なども展示。同担当者は「古代エジプト文化の秘密を探ることで理解を深めてほしい」と話す。
会場は同院北部院区 第二展覽区 図書文獻大楼一楼特展区。開院時間は9時~17時(チケットの販売および入場は16時30分まで)。来年2月18日まで。