
俳優の松重豊さんが3月7日、今月14日に台湾で公開される「劇映画 孤独のグルメ」のPRのため訪台した。
松重さんは同作品の監督・脚本・主演を務める。同日行われた会見では、ドラマシーズン5で共演した大久保麻梨子さんが司会を務め、台湾との縁や映画の撮影秘話、好きな台湾グルメなどについて語った。
松重さんは「孤独のグルメという作品を海外でいち早く愛してくれたのが台湾のお客さん」「台湾でリメークもされた」とし、「今日はまるで故郷に帰ってきたようだ」と話した。
以前ドラマ版の台湾編で登場した迪化街のレストランでは「孤独のグルメ」のポスターを貼っていたり、プライベートで台湾に来た際には「意外な場所で台湾人に囲まれて大変だった」と振り返ったりするなどして、台湾での人気について語った。
今食べたい台湾グルメについて聞かれた松重さんは「麺線」を挙げた。「会場がある西門は有名な麺線店があったと覚えており、今は頭が麺線に支配されている」と語り、会場を笑いに包んだ。「豆花(トウファー)」「大鶏排(ダージーパイ)」も食べたいと話したほか、まだ食べたことのない「ネギパン」「太陽餅」にも挑戦したいと語った。
台湾滞在期間中は各地のPRイベントやファンミーティングに出席。イベントチケットはすぐに売り切れたという。翌8日の台中でのイベントでは、「孤独のグルメ」の大ファンである97歳のおばあさんが家族と参加。待ち望んでいた松重さんと会えた瞬間、会場は感動の雰囲気に包まれた。