
静岡伝統工芸品の展示イベント「靜岡好物展」が3月8日、「TSUTAYA BOOKSTORE 大直NOKE店」(台北市中山區樂群三路200號4階)で始まった。主催は静岡県台湾事務所。
台湾TSUTAYAで静岡伝統工芸品展示会 遠州織物や駿河竹千筋細工など
今回のイベントでは、静岡が誇る織物ブランド「遠州織物」をはじめ、富士山をモチーフにしたグッズ、駿河竹千筋細工やお茶の実で染めたバッグ、げたや畳をモダンにアレンジした商品など9ブランドから約50品目を展示。静岡の伝統工芸品の認知向上と観光誘客を目的とし、現場では販売しないが、展示品に添えたQRコードから商品詳細や購入サイトへアクセスできる。
初日の8日には日本旅行に関する情報をSNSで発信しているインフルエンサーMEGUMIさんによる富士山に関するセミナーも開催。100人以上が来場し、会場は多くの人でにぎわった。来場者の中には、実際に手に取って質感を確かめる姿が見られ、遠州織物の柔らかな手触りや駿河竹千筋細工の繊細な細工に驚く声も聞かれ、その場でQRコードを読み込んでオンラインで購入する様子も見られた。
徳川家康が隠居生活をしていた静岡は、当時全国から腕のいい職人を集め「ものづくりの街」として発展してきたという。会場では、静岡の自然や文化に着想得たユニークな日用品などを展示し、県産品の歴史や作者が作品に込めた思いなどを紹介し、県産品や同県への興味喚起を図る。
静岡県台湾事務所の市川美奈子所長は「遠州織物の素材の良さなど、触って伝わる静岡県産品の良さを台湾の方に感じてもらえ、私たちの予想を上回る好評を頂けて光栄。静岡県は、これまで食品を多く紹介してきたが、今後は雑貨を通じても台湾の人がまだ知らない静岡をもっとPRしていきたい」と話す。
営業時間は11時~21時30分(金曜・土曜は22時まで)。今月23日まで。アンケート回答者先着200人にはトートバッグも進呈する。