
元読売ジャイアンツの公式マスコットガール「ヴィーナス」キャプテン、菊池桃子さんが3月17日、台湾プロ野球チーム「中信ブラザーズ」のチアリーディングチーム「パッションシスターズ」へ加入した。
パッションシスターズは同日、2025年の正式メンバーを発表し、菊池さんをお披露目した。菊池さんの中国語での呼び名は「桃子(タオヅ)」。報道陣の前では中国語でのあいさつや自己紹介を披露した。
菊池さんは「日本でも台湾のチアガールは有名で、2023年のアジアプロ野球チャンピオンシップで台湾のチアを見て感激した。パッションシスターズへの加入が私の夢だった」と話し、「みんなが憧れる存在になりたい。球場で皆さんとお会いできることを楽しみしている」と意気込みを見せた。
16年にわたる新体操の経験を持つ菊池さんは報道陣の前で、パッションシスターズのイメージカラーであるイエローのリボンを使った演技やアクロバット、片足で立ちながらI字に開脚する「1位ポーズ」を披露し、会場を沸かせた。
菊池さんは、チアリーディングの背番号に11番を選択。「自身のチャームポイントである『1位ポーズ』が由来で、11としたのは、一つがジャイアンツでの活躍、もう一つは台湾での活躍を表し、日台をつなぐ架け橋になりたい」と説明した。
今後は台湾に定住予定。食べてみたい台湾のグルメは、羊肉の鍋料理「羊肉炉(ヤンロウルー)」と明かした。
パッションシスターズに今年選抜されたメンバーは、キャプテンに就任したニコルさん、副キャプテンのマンロンさんのほか、レギュラーメンバーのチュンチュンさん、昨年から2年連続で所属が決定した韓国籍のダンビさんなど合わせて33人。菊池さんの加入でメンバーの国籍は4カ国に拡大した。
台湾のプロ野球リーグ、中華職業棒球大連盟(CPBL)のシーズン開幕戦は3月29日。菊池さんのパッションシスターズデビューとなる。