
歌手の米津玄師さんが3月15日・16日の2日間、台北小巨蛋(台北市松山区)でライブを開いた。2日間で2万2000枚のチケットは即日完売し、多くのファンが集結。2時間を超える熱唱を披露した。
アニメ「メダリスト」の主題歌「BOW AND ARROW」のMVで共演した羽生結弦さんと米津玄師さん
米津さんの台湾ライブは6年ぶり。ライブの幕開けは会場が真っ暗に包まれ、雷鳴とともに舞台上のLEDライトが赤く光り、バックのスクリーンに赤い稲妻が走る演出が施された。続いて、バンドメンバーが登場し、米津さんが舞台に現れると、1曲目「RED OUT」を演奏。観客の歓声が場内に響き渡った。
演奏の中盤では、米津さんが「感電」を披露。ステージの全貌が明らかになると、ネオンの光がきらめく街並みの背景になり、「TEAM TSUJIMOTO」のダンサーが軽快なリズムに合わせて踊った。
今回のライブでは、ドラマ「アンナチュラル」の主題歌「Lemon」、ジブリ映画「君たちはどう生きるか」の主題歌「地球儀」、アニメ「チェンソーマン」のオープニング曲「KICK BACK」、映画「LAST MILE」の主題歌「がらくた」、アニメ「僕のヒーローアカデミア」のオープニング曲「ピースサイン」など、数々の曲を披露。最新シングル「Plazma」やDisney+アニメシリーズ「メダリスト」の主題歌「BOW AND ARROW」なども演奏した。
ライブ中、米津さんは「再びここに来られて本当にうれしい」と気持ちをファンに伝え、会場を湧かせた。
「KENSHI YONEZU 2025 WORLD TOUR/JUNK」は、米津さんのキャリアの中で最大規模の個人ツアー。上海を皮切りに、台北を経て、ソウル、ロンドン、パリ、ニューヨーク、ロサンゼルスなどで公演を予定。