「赤峰沖縄季（赤峰沖縄フェス）」が6月21日、PICK＆COLLECT（中山区赤峰街）を中心とした赤峰街エリア一帯で始まった。主催はASIAN ART＆CULTURAL CREATIONで、沖繩県産業振興公社台北事務所が協賛する。

台北・赤峰街で「赤峰沖縄フェス」　1カ月半にわたり参加型イベントなど

　日本文化と異国情緒が共存する沖縄と、歴史と現代が融合するノスタルジックな街並みで知られるMRT中山駅周辺の赤峰街一帯が初めてコラボした同イベント。沖縄の魅力を台湾に広く知ってもらうことを目的とし、PICK＆COLLECT4階の多目的ルームなどで、期間中の毎週末にさまざまなイベントを開催する。

　初日の21日には、桃園空港から直行便が復活した石垣島にスポットを当て、台湾人のKOLで石垣島観光大使のFOXさんが「石垣島のおいしい＆楽しい」最新情報を伝えるセミナーを開催。翌22日には、沖縄の伝統工芸「紅型（びんがた）」の職人である山城信吾さんを台湾に招聘（しょうへい）し、紅型体験教室を開いた。山城さんは「沖縄の工房には台湾からもたくさんの方にお越しいただき、紅型を体験してもらっている。通常は沖縄に行かないと体験できない紅型染体験を、台湾、シンガポール、ハワイなどでも開催している。体験を通して沖縄の伝統工芸である紅型を広く知ってもらいたい」と話す。

　　沖繩県産業振興公社台北事務所の安次嶺修所長は「来週は三線と琉装の体験、再来週は沖縄料理体験＋三線音楽会など、老若男女問わず台湾の人たちに興味を持ってもらえるイベントをたくさん企画している。この機会にたくさんの台湾人に参加していただければ」と呼びかける。

　イベント開催日以外も、PICK＆COLLECT3階スペースでは沖縄観光情報案内エリアを常設している。7月27日まで。イベントはオンラインで要事前申し込み。