四国料理専門店「88屋」(台北市大安区忠孝東路四段)が11月17日、「四国の皿鉢盛りコース」をはじめとする忘年会シーズンに向けた新メニューの提供を始めた。
台北で四国の味と文化を紹介する専門店として9月にオープンした同店。香川県に本社を置き、西日本を中心に総合不動産・住生活サービス事業を展開する「あなぶきグループ」が運営する直営飲食店で、海外1号店となる。八十八カ所巡礼「お遍路」のおもてなし文化に着想を得た女将(おかみ)による接客など、店づくりにも独自性を持たせている。
現場責任者の江口文人さんによると、四国の郷土料理「かつおのわら焼き」(NTD300)、「骨付き鳥」(NTD290)、「讃岐もんじゃ焼き」(NTD290)は看板メニューとして開店以来、人気があるという。江口さんは「台北にいながら四国の味を楽しめるよう、ニーズに合わせて4種類のコース提供を始めた。最大25人まで利用できる個室もあるので、忘年会、新年会にも広く活用してほしい」と話す。
新メニューの「四国の皿鉢盛りコース」(1人NTD1,200)は、高知県の郷土料理・皿鉢料理をベースに、わら焼き2種、総菜、うどんまたはラーメン、デザートが付く。このほか、「四国の寄せ鍋コース」(同NTD1,500)、「特選和牛のすき焼きコース」(同NTD1,800)、「特選和牛のしゃぶしゃぶコース」(同NTD1,800)も新たに加わった。
コース料理以外の新メニューでは、「ぶりのわら焼き」(NTD440)、「うなぎのわら焼き」(NTD390)、「讃岐もんじゃキムチチーズ」(NTD390)など、四国の食材や調理法を取り入れた料理をそろえる。「わら焼きの魚は当日の仕入状況により異なるが、新鮮で季節に合わせた新しい料理を提案し、満足いただけるラインナップを目指している」と説明する。
江口さんは「料理がおいしいと感じていただくのはもちろん、接客やおもてなしを通して、台北にいながらも日本、四国の魅力を体感してほしい」と話す。
営業時間は17時30分~23時。