
台北市大安区のギャラリー「san galerie」(大安区潮州街139号)で現在、ポップアップイベント「益子焼の過去と現在」が開催されている。主催は陶器の販売を手がける「001JAPAN」(愛知県名古屋市)。
期間中、日本で仕入れた益子焼を主に展示。益子焼は栃木県益子町とその周辺で作られている、江戸時代末期から続く伝統的な陶器。柳宗悦 (やなぎ・むねよし) らと共に「用の美」を提唱し、民藝運動の中心人物として活動し、人間国宝でもある濱田庄司や島岡達三の作品も並べる。展示品は販売も行う。
001JAPANの久野新太郎社長は「令和の時代に、もう一度工芸品の価値を高めたいという思いから台湾での展示を企画した」と話す。その試みの一環として、昭和初期に起こった民藝運動の精神を再解釈し、益子焼という形で紹介している。
開催時間は11時~20時(最終日は18時まで)。8月3日まで。