同イベントの主催は、台湾・富錦街でカフェやライフスタイルショップなどを展開する『FUJIN TREE GROUP』の執行長・小路輔さんと、台湾・台中でインディペンデント系の本を扱う『Artqpie』の代表・Argi Changさん、Discover Japan Now をコンセプトにした台湾の人気雑誌『秋刀魚』の編集長・Eva Chenさん、台日系カルチャーマガジン『LIP 離譜』の代表・田中佑典さん、ほか。彼らの呼びかけで、日本と台湾の出版社やリトルプレス、ブックストア、ギャラリー、アーティストなど約50組が参加し、本の展示や販売が行われる他、ワークショップなどが実施された。
会場である華山1914文創園区は、日本統治時代の酒工場の跡地にある歴史的建造物をリノベーションした、カルチャー関連のイベントを展開する複合施設で、アートギャラリー、カフェ、レストラン、ショップ、ライブハウス、映画館などが集まるクリエイティブスポット。この日も、アートや社会問題などに関心の高い「文青(ウェンチン)」と呼ばれる若者たちで賑わっていた。
日本からは、東京・神楽坂にある書店「かもめブックス」や、京都のフリーペーパー専門店「只本屋」など。また、台湾で絶大な人気を誇るイラストレーター・Noritakeさんの講演会とサイン会も行われ、サイン欲しさにグッズも飛ぶように売れていた。
FUJIN TREEの小路さんによると「今回のアートブックフェアや珈琲イベントなど含めて年4回ほど主催しているが、毎回イベント出店者同士で横のつながりができたりして、どんどん発展していくのが面白い。来年3月にも松山文創園区で『第二回Culture & Coffee Festival in Taipei』を開催する予定なので、ぜひ日本からも足を運んで欲しい。」と語った。
なお、同イベントは2017年のTaiwan Design BEST100「Best Concept Presentation, Exhibition, and Event」(台湾設計BEST100「最佳概念展覧/活動」)を受賞している。
== フォトレポート ==