日本発の音楽イベント「CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL」が4月19日、「Zepp New Taipei」で開催された。公演当日には記者会見が行われ、日本から本イベントのために訪台した「HANA」、キタニタツヤさん、「ATARASHII GAKKO!(新しい学校のリーダーズ)」、「櫻坂46(山﨑天さん、藤吉夏鈴さん、田村保乃さん、森田ひかるさん、守屋麗奈さん)」が登壇し、台湾の印象、感想や今回の出演への意気込みを語った。
オーディション番組「No No Girls」から誕生し、4月2日にメジャーデビューを果たした7人組ガールズグループ「HANA」が海外初ステージとして登場。「HANA」はグループにとって今回が初の海外公演となり、メンバーはそれぞれの言葉でグループ内の裏話と、台湾訪問の感想を語った。
デビューして1カ月もたっていませんが、まだHANAのこと知らない台湾ファン、音楽ファンのために、HANAとはどのようなグループなのかを教えてください。
KOHARUさん:「7人それぞれ異なるバックグラウンド、価値観、歌声、ダンススタイルを持ち、その個性を決して消すことなく表現している。7つの個性を絶対殺さないというのを目標に、いつも練習に励んでいるので、7つの個性が織りなす魅力を届けたい。命を削ってパフォーマンスに臨んでおり、音楽を通して誰かを救うことができたら」と真摯(しんし)な思いを語った。
初めて台湾に来ての感想、また台湾で印象に残ったグルメはありますか?
JISOOさん:「台湾は初めてですが、とても楽しく、おいしいものをたくさん頂いて幸せ」
MOMOKAさん:「台湾の小さいタピオカは日本ではあまり見たことがないので、初めて飲んでみてすごくおいしかった」
CHIKAさん:「小籠包が特に印象に残った」
NAOKOさん:「地瓜球(さつまいもボール)が好き」と話す際に、「我是地瓜球(私はサツマイモボールです)」と言い間違える一幕も見せ、台湾ならではの食文化への関心を見せた。
プロデューサーを務めるちゃんみなさんは以前台北に来たことがありますが、今回HANAの皆さんが台北に来る前に、ちゃんみなさんからアドバイスをもらいましたか?
YURIさん:「MCのやり方を教えていただいたり、『台北の方はみんな優しくて味方だから、思い切り頑張って盛り上げてきて』と温かい言葉をかけてもらったりした」と話し、初の海外公演に対して背中を押されたエピソードを明かした。
初海外公演が台湾ですが、どのような印象をお持ちですか?
MAHINAさん:「海外のフェスに初めての参加で緊張している。雰囲気などが日本とは違うと思うので、会場の皆さんを楽しませられるよう頑張る」
NAOKOさん:「初めて海外でフェスに参加して、音楽を愛する方々と楽しみたい。いつか海外でやりたいと思っていたので、今回、この機会を得られてうれしい」
日本のシンガー・ソングライター、キタニタツヤさんは台湾のファンに向けたメッセージと今後の活動への意気込みを語った。
台北のファンに対して、そしてこれからの活動計画について何かありますか?
キタニさん:「皆さんに僕がどのような歌手で、各都市の人々に自分の本来の姿を受け入れてほしい。いつも通りのキタニタツヤを表現できるようにしていきたい」
「欲を言えば、キタニタツヤという歌手の存在を、ぜひ友達にも広めていただけたら」とも。
過去に面白いグッズを出していましたが、台湾版グッズを作るとしたらどのようなものを作りますか?
キタニさん:「日本で作ったグッズが台湾でウケるのかどうかを知りたい。台湾の人に変なグッズを考えてほしい」と語し、台湾人記者が「小籠包の形をした悠遊カード(交通IC)」などを提案すると、キタニさんは特別な形のICカードになじみがなく驚いた様子を見せたが、記者が見せた「スーパーマンポーズのチャーム付き悠遊カード(交通IC)」には思わず目を輝かせ、
キタニさん:「これ、いいですね、やりたい」と笑顔を見せた。
日本の人気アイドルグループ「櫻坂46」が、長年グループを応援している台北のファンに向けて、感謝の気持ちを込めたメッセージや台湾に来た感想を述べた。
初めて台湾に来た感想を教えてください。
守屋さん:「今回初めて台北に来ましたが、昨日空港でたくさんのファンの皆さんに温かく歓迎され、とてもうれしかった。メンバーの多くも台北を訪れるのは今回が初めて。以前から台北の料理はおいしいと聞いていたので、とても楽しみだった。実際に食べてみても本当においしいと思う。これからは、プライベートでも旅行に来たり、公演などでまた訪れることができたりすればうれしい」
櫻坂46を待っているファンに向けてメッセージをお願いします。
森田さん:「普段から台北をはじめ、海外のファンの方々から手紙やトーク会で『会いたい』という気持ちを伝えていただいている。日本でのライブにも海外からわざわざ足を運んでくださる方が多く、その思いにとても励まされている。今回、そんなファンの皆さんに私たちから台湾へ会いに行くことができて、本当にうれしく、実際に皆さんの笑顔を見ることができて感動した」と、初の台北公演に対する喜びと感謝の気持ちを語った。
台湾のファンに話してみたい中国語はありますか?
山﨑さん:「クヮディォダゲェワジョホァヒ(台湾語)」と、皆さんに会えてうれしいですという意味の台湾語を披露した。
「ATARASHII GAKKO!(新しい学校のリーダーズ)」は約1年ぶりとなる台北での公演を前に、ライブへの意気込みや現地で楽しみにしていることについて語った。
ほぼ1年ぶりの台北訪問、楽しみにしていることはありますか?
SUZUKAさん:「食事をしたり、街をブラブラしたりする時間があるかどうかはまだ分からないが、今回の公演会場であるZepp New Taipeiは、以前、台湾でライブを行った際と同じ場所。ただ、今回は海外でも活躍している他の日本のアーティストも参加するので、また違った雰囲気になると思う。私たちにとっても新たな挑戦になる公演。やはり一番の楽しみはライブそのもの」と語った。
今回台北に来る前に、台北公演について4人で話した内容や、台北で買いたい物などあったら教えてください。
MIZYUさん:「セットリストを考える段階で、台北に来てくださるオーディエンスのことを思い浮かべながら、4人で話し合って決めた。日が近づくにつれて、『台北は30℃らしい』『日本より暑いみたい』といった情報も入ってきて、みんなで心構えをしていた。最近、4人でおそろいの帽子を手に入れる機会があって、「台北では、土産的におそろいのキーホルダーとかもいいかも」といった話になった。何周か回って、やっぱりおそろいっていいよねという結論に落ち着いた。まだキーホルダーはゲットできていないので、ぜひお薦めがあれば教えてほしい」と話した。