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台湾発ウイスキー「カバラン」が国際品評会で表彰 ビール産業進出にも意欲

李添財董事長(左)と李玉鼎総経理(右)

李添財董事長(左)と李玉鼎総経理(右)

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 台湾北部・宜蘭の飲料メーカー「金車グループ」が3月22日、イギリスのロンドンで行われたウイスキーの国際品評会「ワールド・ウイスキー・アワード2018」で表彰を受けた。

シングルカスク・シングルモルトウイスキー部門の台湾ベストウイスキーを受賞した「カバラン・ソリスト・ポート」

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 同グループは台湾で30年以上の歴史を持つ飲料メーカー。1998年にコーヒーショップの経営を始め、2006年からウイスキー「KAVALAN(カバラン)」を製造している。

 イギリスのウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」が主催する「ワールド・ウイスキー・アワード(以下、WWA)」で、「金車グループ」は「カバラン ソリスト ポート カスクストレングス」でシングルカスク・シングルモルトウイスキー部門の「台湾ベストウイスキー」を受賞したほか、同グループの李添財董事長と息子の李玉鼎総経理が、ウイスキー業界の功労者に贈られる「Hall of Fame」に輝いた。

 李さん親子は、台湾初のウイスキーブランドを立ち上げ、ウイスキー産地として台湾が世界で知られるようになった。WWAのデーミアン・ライリ・スミスCEOは、「金車ブランドの創業者は世界のウイスキー業界を一変させ、起業家としての熱意と革新を通じ、その限界を超えた親子である。彼らは、新たなカテゴリーを生み出し、ウイスキー製造の歴史がなかった台湾をウイスキー世界地図に載せた。ウイスキー業界にとって素晴らしい貢献」と話す。

 同グループはカバランウイスキーを既に世界中の68国に輸出している。李総経理は「今年はビール産業に進出し、台湾の高品質ビールを製造し、世界各国に輸出したい」と意欲を見せる。

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