自動車配車サイト・アプリを運営するウーバー・テクノロジーズは9月19日、台湾のタクシー業者と提携し、10月より台湾北部・台北市で配車サービス「Uber TAXI」を開始すると発表した。

　Uberは今回、皇冠大車隊、亜太衛星車隊の2社と提携したが、「今後も引き続きタクシー会社と提携を進める方針」と発表している。同サービスは、GPSで位置情報を用いてタクシーを呼ぶことができ、目的地に着いた後、運転手と乗客が互いを評価する事ができる。他国ではクレジットカードでの支払いが基本だが、台湾ではタクシーのメーター運賃となり、現金支払いのみとなる。

　サービスが始まれば、今後アプリを通じてタクシーを呼ぶことができるようになる。Uberは「台北エリアでは、約5～6万台のタクシーが存在しているが、空車率は30％と高い。Uberを通じて空車と顧客をつなげられれば」としている。

　以前、台湾でのサービス開始に先駆け一般から運転手を募集したが、運転手の資格を保有していない者が乗客を乗せることになるため、交通部より幾度も厳重注意を受け台湾でのサービスを一時休止していた。今回、新たなサービス「Uber TAXI」を開始することになる。