秋田県横手市は11月16日・17日の2日間、大同大学(中山区)で同大生に向けた特別講座「YouTuber編集者養成・国際観光マーケティング」を開催し、台湾のユーチューバー、ブロガー等の講義や横手市の市職員や企業関係者とのワークショップ形式の授業を通して横手市PRの企画作りに取り組んだ。
秋田県横手市、大同大学での特別講座でユーチューバー、ブロガー等の講義や横手市の市職員などとのワークショップを通して横手市PRの企画作りに取り組む。
横手市は2015年より、国際的産学官連携モデル事業として台湾との交流を進めており、産学官連携協定を締結した同大からの学生インターンシップを市内企業に受け入れるなど、若い世代との活発な交流に継続的に取り組んできた。5年目となる今年は国際的産学官プロジェクトで培った「横手応援人口@台湾」ネットワークを生かし、総務省「関係人口創出・拡大事業」のモデル事業として今回の特別講座を行った。今回の講座では台湾で「哈日症(=日本大好き病)」で有名なインフルエンサーである哈日杏子さんなどが登壇した。
当日は、同大の応用外国語学科、媒体設計学科(ビジュアルデザイン)、工業設計学科(工業デザイン)の学生や横手市での学生インターンシップを経験した学生や関係者、外部聴講者など約60人が参加した。
最終日には2日間の活動の講評を行い、最優秀学生2人を「横手PR大使」に任命。選ばれた学生は1年間、台湾でSNS等を通じて横手市のPR活動を行う。横手市はこうした取り組みを通してインバウンドの増加や横手市内事業者の参加による受け入れ態勢の強化、相互交流の活性化、着地型観光の強化を目指し、グローバルな視点で応援人口の創出、拡大に取り組む構えだ。