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東方線上、1月の消費者行為調査発表 旧正月を前に経済的不安消えず

東方線上、1月の消費者行為調査発表 旧正月を前に経済的不安消えず

東方線上、1月の消費者行為調査発表 旧正月を前に経済的不安消えず

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 オンライン調査会社「東方線上(東方オンライン)」消費者研究グループが2月2日、1月の消費者行動の調査結果を発表した。調査期間は1月1日~31日。調査対象者は20~59歳の東方オンラインのウェブ会員1000人。

東方線上、1月の消費者行為調査発表 旧正月を前に経済的不安消えず

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 経済状況と予想に関する調査では、消費者の多くが先月と経済状況はあまり変わらないと感じているなかで、約4分の一の消費者が先月と比較して悪くなっていると回答。今後2-3カ月の景気が悪くなると予想する消費者の割合が突出して高かった(31%)。旧正月に向けては、55%の消費者が旧正月準備の買い物やお参り、交通費等で支出額の増加を予想している。2020年上半期はコロナ感染拡大の影響もあり、買い物関連の情報はあまり注目されず、同様に消費者の消費欲求も減少傾向にあった。2020年10月ごろから買い物情報の話題量は少しずつ増えているが、実際の購入までには至らないことが多かった。広告のアクセス率は高いが、コンバージョン率はそこまで高くなく、支出が増えるであろう旧正月に備え消費を控えていた可能性が高いといえる。

 定額制動画配信サービス登録者数の推移に関する調査では、12月にさまざまな映像作品が発表されたこともあり、定額制動画配信サービス登録者数が、東方線上で19カ月間連続行っている調査で初めて全体の20%という大台に達した。一部プラットフォームには、家族や友人とアカウントを共有できるプランもあるため、実際の使用者割合は20%を超えていると見られ、多くの使用者がいるとコンテンツが話題になりやすい。

 家庭用掃除道具・清掃用品に関する調査では、旧正月(第1四半期)は家庭向けの掃除グッズが多く新発売される重要な時期で、新商品も選択肢として消費者に考慮されるため、コロナ禍でよく知られている有名ブランドのみが売れていた状況から抜け出すことに成功。台湾で初めてコロナ感染が確認されてから約1年がたち、多くの抗菌・消毒商品が開発されたため、市場競争の勢いが増している。

 Podcastに関する調査では、東方線上が半年間継続して行っている調査から、Podcastのユーザー数が増加し続け、Podcastは一時的な流行では終わらず、消費者の使用を習慣化できていることが分かった。半年前のユーザー属性と比較すると、特徴の異なる使用者が増えている。特に20~39歳、男性の使用者が増加している傾向にある。現在のメインユーザーは北部在住者である。

 国内ユーチューバー人気ランキングは、「木曜4超玩」が「千千進食中」を抑え1位に。その他「蔡阿ガ」「莫彩曦Hailey」「這群人TGOP」など上位のチャンネルは、ここ数カ月間、同じ顔ぶれがトップ争いを繰り広げている。

 消費行為に関するデータとして「1月に消費者間(会話、メッセージアプリ、SNSなど)で自発的に友人らにシェアされたホットな話題のテーマ」トップ5は、「外食・グルメ」(53%)、「買い物の割引やキャンペーン」(38%)、「投資・財テク」(38%)、「娯楽・映画・ドラマ」(28%)「国際情勢」(22%)となっている。

 その他、「スマホ決済の使用」「ライン購買グループの利用」「TikTokやインスタグラムのストーリーのアップ」「美容治療」「配達サービスの使用」「ジムの利用」などの消費行為は横ばいの結果となっている。

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