オンライン調査会社「東方線上(東方オンライン)」消費者研究グループが3月2日、2月の消費者行動の調査結果を発表した。調査期間は2月1日~28日。調査対象者は20~59歳の東方オンラインのウェブ会員1000人。
東方線上、2月の消費者行為調査発表 コロナ感染状況がライフスタイルに直結
経済状況と予想に関する調査では、これからの収入状況に対して不安を感じている消費者は未だ多数いるが、1月に比べると割合は少し減っている。毎週の調査結果より、今後2~3カ月の景気が良くなると予想する消費者の割合が少しずつ増えていることが分かる。コロナ感染状況の落ち着きや新型コロナワクチン購入のニュースが消費者の消費行為に少なからず影響を与えている。
コロナ感染の影響は迅速かつ全面的で、北部病院で発生した新型コロナウイルスのクラスターが、消費者の在宅時間を増加させた。昨年3月のコロナ禍の在宅時間と比較しても、増加時間数はほぼ同じ。クラスターは台湾北部で発生したが、北部、中部、南部、各地の在宅時間増加数に差はなかった。つまりコロナ関連ニュースはその地域だけでなく、市場全体に影響を及ぼす。
1月のコロナ感染状況に伴い、74%の消費者が外出活動を控えた。同時にコロナ感染予防対策を行うことは外出時の必須条件となっている。
2月に旧正月を迎え、オンデマンドの有料動画配信サービスやシェアバイクサービスの登録者数が調査開始以来最高点に達した。旧正月休み中の自由時間や旅行ニーズが高まったほか、これらサービスの認知度が高まり、市場で受け入れ始められていることを意味する。オンデマンドの価格設定方法は今後のビジネス環境において高い宣伝能力を持つともいえる。
国内ユーチューバー人気ランキングは、「木曜4超玩」が「千千進食中」を抑え1位に。「蔡阿ガ」は3位をキープし、系列の「蔡桃貴 蔡阿ガ二伯's Family」も5位にランクイン。「這群人TGOP」は4位にランクインし、上位のチャンネルは、ここ数カ月間、同じ顔ぶれがトップ争いを繰り広げている。
消費行為に関するデータとして「2月に消費者間(会話、メッセージアプリ、SNSなど)で自発的に友人らにシェアされたホットな話題のテーマ」トップ5は、「外食・グルメ」(50%)、「投資・財テク」(42%)、「買い物の割引やキャンペーン」(35%)、「娯楽・映画・ドラマ」(28%)「国際情勢」(26%)。
そのほか、「スマホ決済の使用」「目的のある食事制限」「ライン購買グループの利用」「美容治療」「配達サービスの使用」「ジムの利用」などの消費行為は横ばいの結果となっている。