フーデックスホールディングス(東京都豊島区)の台湾直営店「福代克思」が運営するラーメンチェーン「屯京拉麺TONCHIN」が9月、台湾進出10周年を迎えた。
「屯京拉麺TONCHIN」が台湾進出10周年 コロナ禍でテークアウト商品も
2011年9月、台北市内繁華街東区エリアに1号店「台北敦南店」を開店し、現在、台北・新北エリアで5店舗、台湾全土で10店舗を構える。
1992年に池袋で創業した「東京豚骨ラーメン 池袋屯ちん」の台湾展開となる同ブランドは、原料の多くは日本から輸入し、日本と同じ水準の味やサービスを提供している。
コロナの影響で5月~8月、台北市内の飲食店はイートインが禁止されていたため、6月にははテークアウト販売も始めた。自宅で店と同じ味を楽しんでもらえるよう、日本人調理師と台湾人調理師で試行錯誤を重ね、テークアウト商品を形にした。
イートイン解禁後は、梅花座形式(前後左右、真隣りで他の客が飲食しないよう1席空けて座る、コロナ禍の台湾で一般的な着席方法)を採用するほか、オープンキッチンのためカウンターは着席禁止とし、一席ごとに透明プラスチックの仕切りを設けるなど、利用客が安心して食事を楽しめる環境づくりに努めているという。
10周年当たり、9月10日~12日の3日間はイートイン限定で、台湾屯京拉麺初となる全拉麺半額サービスを行う。
広報担当者は「10年間の愛顧に非常に感謝している。今はコロナ禍で日本に自由に旅行に行けないので、日本の本場の味をぜひ、屯京拉麺の店で楽しんでもらえれば」と話す。