日本の藤田観光WHG ホテルズが9月14日、台湾初の「ホテルグレイスリー台北」(中正区)を開業した。
台湾初「ホテルグレイスリー台北」開業 日本体験ができるコンセプトルームも
藤田観光WHG ホテルズは、日本国内で30のホテルを運営。2018年に韓国に海外初のホテルグレイスリーソウル(HOTEL GRACERY)をオープンし、台北に2店舗目となる海外拠点をオープンした。
当ホテルは地下鉄忠孝新生駅から徒歩約1分の立地で、「華山1914文化創造産業園區」「三創生活園地」「光華商場」と隣接し、ビジネス・観光いずれにも適したエリアに位置する。独立型バスルームを全室に導入し、洗顔・ボディーソープ・シャンプーや入浴剤は日本から輸入している。奥立正人総経理によると、「台北で、全室に独立型バスルームが備わっているのは当ホテルだけ」だという。
コロナ防疫対策として、ホテルの公共空間と各部屋は毎日清潔消毒作業を行い、スタッフ・宿泊者一人一人の体温測定、手消毒、実名制登録を実施。その他、全室に紫外線智能浄化空気清浄機を備え、内蔵するUV紫外線光エネルギーはウイルス細菌を除去することができ、独自のフィルターと結合してPM2.5と有害物質を効果的にろ過できるという。
一般の客室以外に、台隆企業グループが台湾で代理しているブランド「TOKYU HANDS台隆手創館」の商品が体験できる部屋やキャンプ気分が体験できる部屋、とんかつチェーン店「かつや吉豚屋」の店内を再現した部屋、「百吉 Niseko」アイスと企画・デザインした北海道の星空が体験できる部屋などのコンセプトルーム4室や長期滞在ルームなどがある。「コンセプトルームは台湾のお客さまに喜んでもらうために日本をテーマにしている。今後も台湾のお客さまに喜んでいただけるテーマを取り扱いたい」と奥立総経理は話す。
副総経理兼営業部長の植田龍司さんは「長期滞在ルームにはミニキッチンなども備え付け、長期出張者や短期留学に来る学生が生活しやすい空間の提供を目的としている。特にまだ若い留学生の場合、ホテルというセキュリティーがしっかりした環境下にお子さまを滞在させることができれば日本にいる親御さんにも安心していただけるのでは」と話す。
総客室数は、ダブルルーム=104室、ハリウッドツイン=40室、ツイン=95室、ユニバーサルルーム=5室、長期滞在ルーム=4室の計248ルーム。長期滞在ルームは2部屋をつなげて1部屋として広く利用することも可能。