台湾プロ野球チーム「中信兄弟」のチアリーダー「パッションシスターズ」のチュンチュン(チュンは山へんに君)さんが2月23日、セカンド写真集「QUNing」を発売した。発行はポニーキャニオン台湾。

台湾プロ野球チアリーダー・チュンチュンさん、セカンド写真集発売

　同書は、女優でアーティストでもあるアリソン・リン(林予晞)さんをカメラマンに迎え、撮影現場のスタッフも全て女性が務め、女性ならではの感性と目線で「30代を迎えて新たな魅力を放つ」チュンチュンさんを撮影した。

　前日の22日に開いた会見は、撮影現場としても写真集に登場する羊毛與花(台北市中山区)で行われ、日中バイリンガルMCのアンナ・リーさんが進行を努め、現地の日本メディアも多く詰め掛けた。

　2年半ぶり2冊目となる同書は、「女の子と女性が入り混じる現在進行形のチュンチュン(チュンのピン音表記はQUN )」という意味で進行形の「ing」を用い、「QUNing」と名付けた。チュンチュンさんは「この写真集を通して、女の子から女性に変わる過程を記録したかった。本来の素朴な美しさと未来への希望を忘れることなく、『初心未泯(初心を忘れない)』の心を抱き、努力を重ね、この未完の旅路をまた一歩進んでいきたい」とメッセージを寄せている。

　カメラマンを務めたアリソン・リン(林予晞)さんは、自身も演者として活躍する女性表現者。カメラマンとしての活動でも知られるが、人物を撮影したのは今回が初めてだという。「幼い頃から、本屋で女性写真集の一角を通る度に、女性である私は早足に通り過ぎていた。今回は女性が自ら手に取って見たくなるような、女性ならではのセクシーとロマンを表現した写真集を作り上げた」と話す。冒頭のカットの撮影時には、より自然な表情を引き出すため二人きりで自然な会話をしながら撮影。「男性目線だと彼氏が撮影したような、女性目線だと親友でと旅行に来て撮影したような、ナチュラルでリラックスした作品が出来上がった」という。

　ポニーキャニオン台湾支店総経理の中山威智郎さんによると、同書は構想2年、制作に1年をかけてようやく完成したという。「コロナによる度重なる撮影の延期など、数々の困難を乗り越えてでき上がった。日本でも予約受付を始めたので、日本のファンの皆さまにも手に取っていただければ」と呼び掛ける。

　価格は、限定版(未泯版)＝NTD1,180元、通常版(初心版)＝NTD580元。ポニーキャニオン台湾オフィシャルストアや書店などで扱う。3月12日に台北、13日にチュンチュンさんの故郷の台南でサイン会を行うほか、コロナが落ち着く頃には日本でファンとの交流機会を設けたいという。