「Zepp New Taipei」(新北市新莊区)で2月25日、沖縄県のイベント「HAISAI Okinawa!イヤササ『旅』沖縄in Zepp New Taipei」が開催された。沖縄県産業振興公社台北事務所主催、Zepp New Taipeiと在台湾沖縄県人会が協力。
Zepp New Taipeiで沖縄イベント 動画やオンラインで現地とつなぐ
コロナ禍の影響で約2年間、日台間での自由な往来が制限されるなか、台湾人に沖縄の魅力を伝え、アフターコロナでの沖縄への観光旅行を促進することを目的とした同イベントは、ライブパフォーマンスに加え、オンラインで沖縄とライブで結んだ。
当日は、MONGOL800や夏川りみさん、HY、きいやま商店、THE BARCOX、Tetsushi Hiroyama(RYUKYUDISKO)、根間うい(VTuber)さんら、コロナ前に台湾でライブを行うなど交流のあった沖縄のアーティストや、コロナ前に沖縄本島や石垣島での現地交流があった台湾バンド「滅火器」からの応援メッセージが配信された。
現場でのライブアクトとして、台湾を代表するスカバンド「SKARAOKE」が「イヤササ」「泡盛」といった沖縄にまつわる言葉を交えた楽曲を披露。2001年に台湾初の「沖縄(琉球)バンド」として結成され、今も台湾現地で活動する「Spoon de Chop」もオリジナル曲や「オジー自慢のオリオンビール」など、台湾人にもなじみのある楽曲を披露。総合MCであるタレントのGigiさんの夫で沖縄観光大使の史丹利さんがステージに上がり、一緒に熱唱する一幕もあった。
トークショーでは、アクターズスクール沖縄出身で、台湾でタレントとして活躍する千田愛紗さんが、プライベートでも仲の良い総合MCのGigiさんと共に写真を見ながら思い出や地元住民しか知らない現地情報などを来場者と共有した。
その他、沖縄国際通りにあるステージから我如古より子さんとオンラインでつなぎ、「娘ジントーヨー」「島唄」などを披露。他に沖縄空手のパフォーマンスや沖縄文化を紹介する動画が流され、来場者の沖縄旅行への意欲をあおった。
沖縄県産業振興公社台北事務所の仲本正尚所長は「沖縄に旅行に行けていない間も多くの台湾人の方に沖縄のことを思ってもらえていて非常にうれしい。海外旅行解禁後には、すぐにでも沖縄に遊びに来ていただければ」と呼び掛ける。