京都から輸入した水尾産ゆずこしょうを使った創作系豚骨ラーメンを提供する「京都柚子(ゆず)豚骨拉麺(らーめん)研究中心」の3号店が台電大樓駅(中正区)にオープンして間もなく2カ月になる。
京都柚子豚骨拉麺研究中心、師大に3号店 昭和を再現した店内で独自メニューも
日本で「よってこや」の店名で展開している「京都柚子豚骨拉麺研究中心」は2020年7月、中山区内に1号店を開き、2021年2月に大安区にオープンした2号店に次ぐ3号店は「学生の町」と呼ばれる師範大学エリアに出店した。
店主の山口さんは「流行に敏感な若者や近隣に住む人も多いことで需要が高いと考え、立地のいいこの場所を出店場所に選んだ」と話す。
メインメニューは、豚骨ラーメンに京都産ゆずこしょうを調合した台湾オリジナルの「京都水尾柚子胡椒スパイス豚骨ラーメン」(230元)。1号店と2号店にない「麻辣麹味噌豚骨ラーメン」(230元)は台湾人の嗜好(しこう)に合わせて新たに開発した。
ほとんどのラーメンメニューが、濃いめの「日本味」と塩分控え目の「台湾味」から選べるほか、麺の太さと硬さを選べ、のりが付くラーメンの場合のり天ぷらにすることも可能。
サイドメニューは水尾産ゆずこしょうを使ったスパイシー唐揚げ(90元)と1日20食限定の自家製柚子のゼリーアイス(60元)、低温で作ったチャージューご飯(60元)など。
店内は昭和時代を再現し、レコードやユーモアのある手描きの看板などを飾り付ける。オーダーシステムは接触を減らすタッチパネル式の券売機を使い、決済方法は現金、クレジットカード、交通ICカードなど。
オープン記念で3月末まで、ラーメン1杯につき50元引きと味玉1つを無料でサービスしている。オーダーの際に券売機で同店のフェイスブックページで公開中の専用QRコードをかざせば自動的に適用される。
山口さんは「看板メニューの京都水尾柚子胡椒スパイス豚骨ラーメンや焦がし大蒜油豚骨ラーメンのほか、麻辣麹味噌豚骨ラーメンと特製豚骨大蒜ラーメンは台北では3号店でしか味わえない特別メニュー。ビールも取り扱っているので、仕事帰りにぜひお越しいただければ」と呼び掛ける。2月25日には、台南の三井アウトレットに4号店もグランドオープンした。「台湾の南部の方もぜひ」とも。
営業時間は、11時30分~14時30分、17時~20時30分。