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台湾最大の旅行博「itf」開幕 台風直後も初日から行列

頼清徳総統は初日、日本エリアを視察(写真提供=台湾観光協会)

頼清徳総統は初日、日本エリアを視察(写真提供=台湾観光協会)

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 台湾最大規模の旅行博覧会「itf台北国際旅展」が11月1日、台北市南港展覧館一館(南港区経貿二路1号)で開幕した。

阪神グループは今年もitfに出展

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 開幕前日に台風21号(コンレイ)が台湾に直撃し、搬入作業や会場設営に影響が出たものの、初日は雨風が落ち着き、オープン前から既に1000人以上の行列ができた。

 今年は海外エリアが1階、国内エリアが4階に分けられ、国内外から1500以上のブースが出展。開幕式に出席した頼清徳総統はスピーチで、「今年のitfは前年から規模が15%拡大しており、観光旅行業界が今後も成長が期待できる」と話した。

 海外エリアでは、航空会社や旅行会社、旅行・レジャー予約サイトなど業者のほか、海外111カ国・都市が出展。うち日本エリアは102の地方自治体や民間団体が出展しており、国別で出展数と面積が最大となった。日本エリアのステージブースでは、2025年開催予定の大阪・関西万博や地方自治体などが順に登壇し、クイズゲームなどで会場を盛り上げた。

 例年itfに出展している阪神グループの樋渡太一さんは「コロナ禍が落ち着いて以降、台湾からの旅行客が増えている」と指摘。「阪神甲子園球場は今年100周年、阪神タイガースは来年90周年を迎える節目であり、台湾のお客さまに旅行先として選んでもらえたら」と話す。

 インバウンド情報メディアの「訪日ラボ」を運営するmovの川西哲平さんは「今回初めて出展した。台湾人参加客と対話し、日本旅行・観光に対する興味をリサーチしていきたい」と意気込みを見せる。

 日本エリア以外では、韓国が2番目に大きく、香港、タイが続く。

 開催時間は10時~18時。入場料はNTD200元。11月4日まで。

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