台湾セブン-イレブンは11月20日から、新商品「蒸美味関東煮」(蒸したおでん)を販売している。
同社によると、今まで販売していた鍋式のおでんはそのまま残すが、蒸したおでんシリーズとして新たに11種類のおでんの具を販売。蒸して調理することで食材本来の味を残すことができ、口当たりも柔らか過ぎずおいしく食べることができるという。
新たに販売される商品は、台湾式おでんの代表的な具とされる「花生米血●」(豚やカモの血を米に混ぜて固めたピーナツが載ったお餅)や「糯米腸」(もち米のソーセージ)など、計11品。同社によると、今後引き続き開発を続け、「蘿蔔●」(大根もち)やシュウマイなど台湾・香港式おでんの具も販売する予定。年末までに台湾のセブン-イレブン500店舗に開発した設備を導入し、来年には2000店まで拡大する目標としている。
もともと田楽に接頭辞「お」を付けて「おでん」と呼ばれるようになったといわれるおでん。みそだれをつけるおでんと区別するために、関東煮(かんとうだき)と呼ばれるようになり、現在も関西同様、台湾でもその名が使われている。台湾では、関東煮のほか「黒論」(台湾語でオレン)とも呼ばれ、冬に食べる代表的な料理の一つとなっている。
●は米へんに羔