
日本の4人組ポップ・ロックバンド「緑黄色社会(Ryokuoushoku Shakai)」が10月18日・19日、台北で初の単独公演「Ryokuoushoku Shakai ASIA TOUR 2025 in TAIPEI」を行った。会場はZepp New Taipei(新北市新荘區新北大道四段)で、2日間ともチケットは発売直後に完売する盛況ぶりを見せた。
初の台北公演となった今回は、2日間で一部異なるセットリストを用意。メンバーは日本語と中国語を交えながら観客と積極的に交流し、ライブ中には「一起highバ!(一緒に盛りあがろう)」「我愛ニィ們(愛してる)」などの中国語フレーズを多用して会場を盛り上げた。ボーカルの長屋晴子さんが「Hello 台北!大家好マ?(みんな元気?)」と呼びかけると、観客の大合唱と拍手が起こり、終始、一体感に包まれた。
公演では代表曲「Mela!」「花になって」などに加え、今年2月に発表された最新アルバムからの楽曲も披露。ベースの穴見真吾さん、ギターの小林壱誓さん、キーボードのpeppeさんがそれぞれソロ演奏やトークを展開し、ユーモアあふれるやり取りで観客を楽しませた。
メンバーによる自己紹介では、穴見さんが「我愛天天利滷肉飯(天天利のルーロー飯がだいすき)」、peppeさんが「大家好,我愛ニィ們(皆さんこんにちは、愛してるよ)」、小林さんが「我是日本的許光漢(僕は日本のグレッグ・シューです)」などと中国語であいさつし、会場を沸かせた。2日目には「我愛台灣ピー酒、18天、讚!(台湾ビールが大好き、18天、最高!)」などのフレーズも飛び出し、台湾ファンへの親しみを示した。
ライブ終盤には新曲「My Answer」も披露し、会場の熱気は最高潮に。アンコールでは穴見さんが「I’m Shingo Teacher」として登場し、ユーモラスなトークとけん玉パフォーマンスでファンを笑わせた。最後に長屋さんが「我們一定會再回來,真的很愛ニィ們(必ずまた戻ってきます。本当に大好きです)」と感謝を伝え、全員が深く一礼してステージを後にした。