台北市内で12月5日、台湾のマルチメディア企業Omni Adsグループ(合和集団)が、日本の広告代理店「NKB」、飲食店検索サイト「ぐるなび」と業務提携を結んだ。
「JAPANESE RESTAURANT WEEK-TOKYO 」を紹介
NKBは、1948年に設立した交通広告、OOH広告業を中心に展開する企業で、日本首都圏のJRや地下鉄などの駅構内に設置される広告の企画・開発などを手掛ける。飲食店検索サイト「ぐるなび」は今年5月、台湾に進出した。
台湾で交通野外広告市場の80パーセントを占める広告代理店最大手の「合和集団」は、台湾国内の空港や台北・桃園メトロ、バスなどの広告を手掛ける。
この日行われた業務提携の調印式で、合和集団総裁の李勁宏さんは「日本は全世界でミシュランレストランの三ツ星が一番多い国であり、今回の業務提携を通して、水準の高い日本の食文化が台湾に持ち込めれば」と話す。
ぐるなび董事長の杉山尚美さんは「1996年にぐるなびが誕生して以降、2017年12月現在16万1000店のレストラン情報が掲載しており、毎月6100万人が利用している。日本では、台湾グルメのブームが到来しており、レストランの台湾メニューは従前の3倍に増加している。今回の提携を機に、日本食文化だけでなく台湾食文化の良さも伝えていきたい」と意気込む。