台北市松山文創園区1階文化広場で12月10日、「国際ぼんやり大会」が行われた。
韓国の芸術家Woops Yangさんがストレスの多い社会でリラックスしてほしいとの思いから企画した同大会。韓国だけでなく、中国大陸やオランダなどでも開催され、今回初めて台湾で開催された。試合は90分間、地面に座り何もせず「ぼーっとする」というもの。会場の観客が判定し、勝者を決定する。寝てしまった場合や、ぼーっとしてないと判断された場合は失格となる。
今台湾大会では「ぼんやり王」の座をかけて70人が参加。思い思いのコスチュームや道具などを持参した。当日は日差しが強く、暖かかったこともあり、参加者が熱中症にならないように考慮した。試合時間が90分から80分へと短縮されるハプニングにも見舞われたほか、ぼんやりではなく「我慢」、「緊張」と判断され、失格となる一幕もあったが、香港科技大学四年生の陳ケイ豪さんが優勝した。
優勝者には、ぼんやり王のトロフィーや宿泊券、次回の大会参加時の往復チケットなどが授与された。優勝した陳さんは、ぼんやりの秘訣(ひけつ)は前方を見て、どの点も見ずにリラックスすること、という。2位の台湾の学生郭翰丞さんは、普段休憩する時ぼーっとしてしまい、長くて1時間ぼーっとすることができる」と話す。