居酒屋・焼き肉店などを運営する乾杯グループが12月11日、11月の売上高が2.2億台湾ドルとなったことを発表した。
乾杯焼き肉居酒屋でクリスマス期間(12月22日~1月1日まで)販売される「焼肉クリスマスクリスマスツリー」
同社によると、創業以来最高の売上高で、台湾での和牛解禁による和牛ブームの影響によるものという。昨年同期比では56.07%、今年1月から11月累計の売上高は21.82億台湾ドルで、前年比27.81%増。台湾では、BSE問題をきっかけに日本産牛肉の輸入が禁止されていたが、今年10月輸入解禁となり、話題の和牛を輸入・販売する業者が増えた。
同社では11月に鍋料理店「黒毛屋」を新光三越台南西門店に出店し、A5ランクの和牛を販売するなどして話題を呼んだほか、焼き肉店「老乾杯」を上海と深?に出店させるなど、積極的に展開を進めている。今後はさらに、同社が運営するハワイハンバーガー専門店「クア・アイナ」2号店を台北市信義区にオープンするほか、宮武讃岐烏龍麺(宮武讃岐うどん)も新店舗をオープンする予定という。
同社担当者は、12月以降は尾牙(台湾で旧正月前に行われる忘年会)やクリスマスなどの繁忙期に和牛ブームが相乗効果で加わり、さらに大きな商機となると見ている。