特集

インタビュー:台湾プロ野球チアリーダー・タレント チュンチュンさん

  • 11

  •  

 ネット上で話題となり、日本の雑誌の表紙を何度も飾るなど、日本のメディアをにぎわせた台湾人タレントで、台湾プロ野球チーム「中信兄弟」の専属チアリーダー「パッションシスターズ」のメンバーであるチュンチュンさん。この度、日本でも販売される、自身2冊目となる写真集「QUNing」発売を記念して、独占インタビューを行った。

秋山:今回の写真集は、女優でありアーティストでもあるアリソン・リン(林予晞)さんをカメラマンに迎え、前回の作品とはイメージの異なる作品に仕上がっているそうですね。私も拝見しましたが、非常に女性的でナチュラルで柔らかい印象を受けました。改めて、この作品の特徴についてお聞かせください。

チュンチュン:この作品は「女の子」から「女性」に変わっていく過程をイメージしています。同時に、女性からも支持が得られるよう、元気感も伝わる作品となるように挑戦しました。

秋山:撮影中に何か印象に残っていることはありますか?

チュンチュン:今回は撮影現場のスタッフも全て女性が務めました。温泉や部屋でのシーンの撮影では着衣が少なく、露出度が高めになっていますが、カメラマンのアリソンさんも女性なので私の気持ちを分かってくれ、撮影現場は空っぽの状態で私が一番リラックスでき、ありのままの自分でいられるように配慮して撮影してくれました。

秋山:巻頭の、朝の起き抜けのようなこの写真は特に印象的ですね。

チュンチュン:まさにこのシーンの撮影です。この撮影時、部屋の中には私とアリソンの2人のみ。「ゴロゴロしてみて~」「心もリラックスさせてみて~」とアリソンが声を掛けてくれ、そのおかげでありのままの自分を表すことができ、こんなにリラックスした表情が撮れました。見ている人も、この写真が自然体なので、まるで自分がこの場所にいて自分が撮影しているような気持ちになれると思います。

秋山:なるほど。私もそのシーンを見て、また新たなチュンチュンさんの魅力を感じました。他にも何か撮影秘話をお聞かせいただけますか?

チュンチュン:カメラマンのアリソンさん自身も表現者で、撮影される側の気持ちを分かってくれ、「肯定されること」がどれほど心強いか知っています。なので、私が自信を持てるように、撮影中ずっと誉めてくれていました。本当は心の中で照れくさいなと思うこともありましたが、彼女は私が撮影に没頭できるよう、自信がつくような声掛けなどで勇気づけてくれていました。

秋山:どんな会話をしながら撮影していたのですか?

チュンチュン:ムードも必要なので、ずっとおしゃべりしていたわけではありませんが、数少ない言葉の中で励ましてもらいました。海やダーダオチェンのカットは、元気いっぱいのシーンなので「あれ食べたいな」など自然な会話はあり、反応に合わせてアリソンさんが撮ってくれました。

秋山:日本にもたくさんのファンがいるチュンチュンさんですが、今回の写真集は日本でも販売されるようですね。どのような層の日本人の方に見てほしいですか?

チュンチュン:女性のファンの方には「自分の親友みたい、一緒におでかけして撮った写真みたい」と親近感を持って見ていただきたいです。男性のファンの方には、「彼氏目線」でも見ていただけると思います。男女問わず、楽しんでいただきたいです。

秋山:日本のファンは、一日でも早くチュンチュンさんに日本に来てもらいたいと思っていますが、アフターコロナで日台間の往来ができるようになったら、日本での活動やイベントなどの予定はありますか?

チュンチュン:可能であれば2~3週間日本に滞在して、生活してみたいですね。朝起きて、ご飯を食べて、近所をぶらぶらして。ファンの皆さまとお会いする時間以外のオフの時間は、旅行というより、住んでいるかのような現地っぽい体験をしてみたいです。もうずっと長い間日本に行ってないですからね。涙

秋山:台北経済新聞は台湾に興味を持っている日本人が読者層となっていますが、日本での思い出や印象に残っていることはありますか?

チュンチュン:私は日本のきっちりとしたところが好きです。街や道路は清潔で、マナーを守って礼儀正しいと思います。あとは、日本の食べ物は全部おいしくて大好きです。

秋山:日本に行ったら絶対に食べたい食べ物はありますか?

チュンチュン:オムライス! エビフライがのったオムライスが大好きです。あとはカツカレー、ラーメン。

秋山:僕も食べたいです。日本といえば、日本向けにユーチューブチャンネルを開設されていますよね。たくさんの日本人の視聴者に見られていると思いますが、今後はどのような配信をする予定ですか?

チュンチュン:昨年、野球のシーズンに合わせて動画を公開していました。今年も同じように運用するかどうかはだ未定ですが、基本的には直接やりとりができるライブ配信形式で、日本のファンとコミュニケーションが取りたいですね。

秋山:チュンチュンさんは女性ファンもたくさんいらっしゃるので、女性ファン目線での質問ですが、毎朝のルーティンはありますか?

チュンチュン:朝起きたらまずは大きなコップで水を一杯飲んで、猫と遊びます。昨年猫を飼い始め、それからずっと猫の世界に浸っています。カメラやスマホでも猫の写真ばかり撮っています。まだ1歳の赤ちゃん猫、すごくかわいいんですよ。

秋山:最近覚えた日本語はありますか?

チュンチュン:最近ちょっと忙しくて…以前は決まった時間に日本語授業を受けていたのですが、コロナの関係で今は中断しています。

秋山:では、今知っている中で、何か好きな日本語のフレーズなどありますか?

チュンチュン:「おいしい」ですかね。笑

秋山:最後に、台北経済新聞の読者にメッセージをお願いします。

チュンチュン:しばらく日本の皆さんにお会いできていないですがコロナが早く治まって、私が皆さんに会いに日本に行ったり、皆さんに私に会いに台湾に来てもらったりという往来ができるようになればいいなと思います。今回、私のセカンド写真集が発売になりました。ぜひ多くの方にご覧いただきたいです。

  • はてなブックマークに追加

台北経済新聞VOTE

【台北経済新聞】でみなさんはどんな情報を期待しますか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース