台北・松山に3月3日、女性向けに漢方を提案するショップ「DAYLILY」の1号店がオープンした。
日台女子が発信する「台湾発女の子のための漢方ライフスタイルブランドDAYLILY」
大学院時代に知り合った日本出身の小林さんと台湾出身の王さんが、台湾では身近な「漢方」に着目し、「日本でも漢方をもっと身近なものにしたい」という思いで起業したのが始まり。起業後はクラウドファンディングで500万円を調達し、台北1号店の出店準備を進めてきた。
小林さんは「台湾人にとって漢方は、薬としてだけでなく健康改善や美容のため使うなど、女性のお守りという要素もある。漢方は毎日飲むものなので、女性が見て気分や体温が上がるように商品パッケージもかわいいものをデザインした」と話す。
商品パッケージを担当したデザイナーの河ノ剛史さんは「DAYLILYの名前の由来になった『ユリの花』をもとにデザインし、女性らしさや清廉潔白なところ、オレンジの力強さや明るいところを表現した」とも。
同店では、台湾ではポピュラーな、美容や月経時に飲まれる女性向けの漢方ドリンク「四物飲」や、台湾ではお菓子のように食べられているアジアのスーパーフード「ナツメ」、生薬の素材を使ったフェースマスクや石けんなどを販売する予定。プレオープン期間となる今月31日までは、「オープン記念ボックス」(1,000台湾ドル)と「DAYLILYオリジナル悠遊カード」(380台湾ドル)のみを扱う。
小林さんは「1号店は台湾に進出したが、いずれは日本に進出し日本の人々に漢方の良さを知ってもらい、漢方を生活に身近なものにしたい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~21時。