台湾の酒造メーカー「臺虎精釀」が4月27日、新北市汐止区に「臺虎福徳ビール工場」を開設した。
夏に入るとビールの売り上げが伸びることから、先駆けて2300坪の大型量産ができるビール工場を設置した。汐止区は以前工場が密集していた地域で、工場はかつて製鉄所のあった土地に建てられた。同社の洪さんは「強い基礎があると思ったため、この場所を選んだ」と話す。ドイツの酒造設備メーカー「クロノス」と提携し全自動の酒造設備を導入したことにより、生産が効率化され、電力と水を節約できるという。
洪さんは「台湾民間最大となるビール工場の設置により年間6000トンの生産が可能となり、将来は2万トンの生産を目指す」と話す。創業者のDukeさんは「この工場設立を機に、今後ニューヨークや中国・成都、東京にクラフトビールが楽しめる場所を作る。今後、アジアのクラフトビールをけん引し、国際的なクラフトビールとなれれば」と抱負を語る。