台北・信義区内の国父記念館向かいに9月23日、「平寿司」がオープンした。
日系料理店で20年以上修業を積んだオーナーシェフの洪波平さんと張宗孟さん
日系料理店で20年以上修業を積んだ洪波平さんと張宗孟さん2人で切り盛りするすし店では3種類のコース料理を用意。日本と台湾から仕入れた20種類以上の中から客が選んだネタを目の前で握って一貫ずつ提供するスタイルが特徴。
「信義区に日本の回転ずしチェーンがたくさんできている中、コロナ禍で日本が恋しく本格的なすしを味わいたい方のため、日本産の素材をふんだんに使っている。サービス料とお酒の持ち込み料を頂かずに値段は据え置いた。若年層の方にも楽しんでもらえたら」と店主の洪さんは話す。
台湾人消費者は生ものが苦手で、温かい物が食べたいというニーズも高いため、洪さんの懐石料理の経験を生かし、すし店ではあまり見かけないロブスターのバター焼きも提供。信州みそ、白みそ、京懷石みそを独自にブレンドし、湯葉と合わせた台湾では珍しい吸い物も用意する。
板前の張さんは「店は日系企業が多い仁愛路四段にあるので、日本のすしが恋しくなった日本人の方も気軽に来られるように昼と夜の2部制で営業している。多くの方に日本と変わらないすしを楽しんでほしい」と呼び掛ける。
メニューは、すし8貫コース(吸い物・進肴・甘物付き、NTD800元)、すし12貫コース(同、NTD1,200元)、すし10貫コース(ボストンロブスターのバター焼き・甘物付き、NTD1600元)。
営業時間は12時~14時30分、18時~21時30分。