オンライン調査会社「東方線上(東方オンライン)」消費者研究グループが11月13日、アフターコロナに関する消費動向と10月の消費者行動の調査結果を発表した。
調査期間は10月1日~31日。調査対象者は20~59歳の東方オンラインのウェブ会員1000人。
台湾含む中華圏では11月11日を1が並ぶ独身(シングル)の日とし、近年はショッピングデーとしてバーゲンが行われるトレンドがある。台湾の百貨店は10月から11月にかけて周年慶というバーゲンが行われるシーズンとなる。調査の結果、8%の消費者がデパートのバーゲン、18%がECサイトの1111キャンペーン、12%がどちらでも買い物をすると回答したが、34%が考え中/どちらの価格が得かを比較すると回答。今年の消費態度は「比較的慎重」であるという結果になった。
新商品に対する態度にも変化があり、「聞いたことはあるが、使ったことがないブランドを購入してみたい」と答えた人は、昨年は平均27%あったが、今年の平均は21.1%(10月現在)に減少。パンデミックを機に消費者の新商品を試す意欲は低減した。
国内ユーチューバー人気ランキングは、依然として「千千進食中」が1位を維持。2位は前月比3ランクアップの「木曜4超玩」、3位は前月比9ランクアップの「這群人TGOP」がランクインし、「蔡阿?」前月比から2ランクダウンで4位にランクインする結果となった。
消費行為に関するデータとして「10月に消費者間(会話、メッセージアプリ、SNSなど)で自発的に友人らにシェアされたホットな話題のテーマ」トップ5は、「外食・グルメ」(44%)、「投資・財テク」(33%)、「買いものの割引やキャンペーン」(31%)、「国際情勢」(25%)、「娯楽・映画・ドラマ」(24%)。
その他、「スマホ決済の使用」「ライン購買グループの利用」「TikTokやインスタグラムのストーリーのアップ」「美容治療」などの消費行為は横ばいの結果となった。