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サステナビリティーがコンセプトのバー「Reply Taipei」 頂好エリアに台湾初出店

異なる背景を持つ5人のオーナーが台湾初のサステナビリティーがコンセプトのカクテルバーを開いた。

異なる背景を持つ5人のオーナーが台湾初のサステナビリティーがコンセプトのカクテルバーを開いた。

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 「ロスなし」「サステナブルな経営」をコンセプトとするカクテルバー「Reply Taipei」が11月27日、台北市大安区の頂好エリアにオープンした。

サステナビリティーがコンセプトのバー「Reply Taipei」 頂好エリアに台湾初出店

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 近年深刻な地球温暖化や環境汚染が問題となり、持続可能な発展が各国で重要視されていることから、異なる背景を持つ5人のオーナーが台湾初のサステナビリティーがコンセプトのカクテルバーを開いた。オーナーの一人であるSamさんは元々、海洋環境エンジニアリングの専門家でもあるバーテンダー。3年間を費やし、いかにサステナブルで環境にやさしい取り組みをバー産業に取り込むことができるかを検討した。「当店では、内装から水の運用、料理、カクテルメニューまで、全てにおいて環境保護を最優先的に考えている」と話す。

 オーナーのKennyさんによると、サステナビリティーの具体例として、作る過程で可能な限り廃棄物を減らすメニューを開発したり、店外に雨の収集器を設置して清掃用に再利用したり、再利用可能の移動式バーカウンターを設計したりしたほか、自家製の地球にやさしいレモン洗剤の開発・利用など、さまざまな工夫を施している。

 世界各国に居る原住民の生活スタイルこそが環境と共存していると考えたオーナーバーテンダーのAllenさんは、カクテルと料理のメニューのコンセプトを台湾原住民から得て開発したという。自然の負担を減らしてロスを可能な限り無くすことをメインテーマとし、台湾での伝統的な大豆の保存方法である豆鼓を使った「カキと豆鼓のせ豆腐」や「かぼちゃビーフン」、「太刀魚のバジルソース焼き」などのメニューを開発。カクテルは原住民の嗜好(しこう)品であるビンロウを使ったウオッカベースのカクテルや蜂蜜を発酵させたSimaを使ったカクテル、ロンドンの有名バーテンダーLuca Cinalliさんが自然と共存する台湾原住民のライフスタイルからヒントを得たカクテルなどを開発。

 営業時間は18時~翌1時(金曜・土曜は翌2時まで)。月曜定休。

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