MAJI市集広場(台北市中山区花博公園)で12月12日・13日の2日間、沖縄体験イベント「沖縄ガーデン」が開催された。
台北で沖縄体験イベント「沖縄ガーデン」 オンラインで沖縄との中継も
昨年まで毎年台北で開催されていたオリオンビールフェストがコロナの影響で開催中止となり、台湾の人に沖縄に行けなくても沖縄を感じてもらえるよう沖縄県台北事務所が主催した。
会場では、美崎牛を使ったタコライスや石垣牛を使った牛丼、沖縄県産フルーツを使ったサワーやオリオンビールなどを屋台販売。ステージプログラムでは沖縄とオンラインで結び、「Kiroro」の玉城千春さんやバンド「きいやま商店」のライブ、「首里城」「美ら海水族館」からの生中継、オフラインでは台湾のバンド「拾肆号洋行」「四枝筆」のライブ、市民参加型の音楽大会や沖縄講座、抽選会などが行われた。
同事務所の仲本尚正所長は「天気にも恵まれ大勢の台湾人に来場していただき、開催して良かった。首里城とのオンライン中継の際には、皆さん集中して見られていたので首里城への関心の高さを感じた。首里城火災修復の募金も現場で行っているが、在台湾沖縄県人会の有志の学生メンバーで呼び掛け、多くの台湾の方に募金いただけた。台湾の沖縄ファンのために開催した音楽大会にも多く応募いただけ、参加型で楽しんでもらえたのでは。台湾の方にとって身近な存在である沖縄は、コロナ前は気軽に行くことができたので、台湾現地での沖縄体験イベントはこれまで多くはなかったと思う。コロナ収束まで沖縄旅行は難しいと思うので、このイベントを通して沖縄の魅力を思い出してもらい、旅行解禁後はまた遊びに行ってもらえれば」と話す。
同事務所はさらに12月19日より、沖縄体験イベント「共島李」を沖縄と深いつながりのある基隆の和平島で開催する。3月15日まで。