オンライン調査会社「東方線上(東方オンライン)」消費者研究グループが10月の消費者行動の調査結果を発表した。調査対象は20歳~59歳のネット会員1000人で、調査期間は10月1日~10日。
行政院(内閣)は、新型コロナウイルスの流行によって打撃を受けた経済を救済するため「振興五倍券」の発行を10月初旬に始めた。1人当たり5000台湾元(約2万円)分を消費できる。
振興券使用チャネルとして全年代で量販店が1位となったが、その他の順序はさまざま。39?以下は比較的分散しており、上位5つのチャネルの使用率がほぼ同じ。若い世代の消費者の多くがECサイト・ネットショップを振興券使用チャネルの上位として選択している。40~50代も2割以上がECサイト・ネットショップで使用すると答えた。
消費者の販売意欲は2020年よりも高く、振興五倍券を受け取ったのと同時に、秋から冬にかけての買い物シーズンが訪れ、消費意欲がかなり高くなっている。「考え中」または「買い物をしない」と答えた割合は1年前と比べても減っている。そのうち24%の消費者がECサイトのキャンペーンで使用すると答え、百貨店のアニバーサリーセールでの使用割合よりもはるかに高い。
2021年の消費予定平均額は8,042元、1年前と比べ高くはなっているが、2019年の消費額には及ばない(8,612元)。前年同期と比べ、消費者の買い物時の割引についてのシェア率が増加傾向にある。コンビニ、スーパー、百貨店のマーケティング行動を比べると、10月に再び消費者の間で話題になっている。しかし、百貨店についてシェアされた割合は昨年の水準まで戻っていない。
消費者フォローアップ調査では、ユーチューバー人気ランキングで「這群人TGOP」が1位、「77 boss」が2位、元AKB48teamTPの阿部マリアさんが参加する「木曜4超玩」が3位となった。
消費行為に関するデータとして、「10月に消費者間(会話、メッセージアプリ、SNSなど)で自発的に友人らにシェアされたホットな話題のテーマ」は、「外食・グルメ」(44%)、次いで「投資・財テク」(37%)、「買い物の割引やキャンペーン」(34%)、「娯楽・映画・ドラマ」(26%)、「コンビニでのポイント活動」(22%)、「経済発展」「自炊・調理」(以上21%)、「国際情勢」(20%)。