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台北・新北5店舗で「富士の国静岡美食フェア」 地元食品と食材コラボ

台北・新北5店舗で「富士の国静岡美食フェア」 地元食品と食材コラボ

台北・新北5店舗で「富士の国静岡美食フェア」 地元食品と食材コラボ

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九九麺店(台北市中山区)・Caldo cafe(台北市大安区)・福珈琲(中山区)・大姐的店シンガポール料理(新北市三重区)・秘食珈琲MISS蘆州店(蘆州区)の5店舗で12月3日から、「富士の国静岡美食フェア」が開催されている。

台北・新北5店舗で「富士の国静岡美食フェア」 地元食品と食材コラボ

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 静岡県静岡市、藤枝市、焼津市、牧之原市、島田市、吉田町、川根本町の中部5市2町が合同で行う同フェアは今年で5年目。台湾市場参入に興味のある5市2町内のメーカーの商品を使ったメニューを提供し、静岡について知らない人に静岡を知ってもらうことと台湾人消費者の反応を見るテストマーケティング目的を兼ねて行っている。

 だしメーカー「西尾商店」の花かつおやお茶メーカー「TEA SEVEN協同組合」の和紅茶、乾物メーカー「藤和乾物」の大豆ミートなど10メーカー17商材がエントリーし、それらの商材を現地に合う料理に活用したレシピで、5店舗で15メニューを展開。

 静岡側のメーカーと台湾現地飲食店とのやりとりを担当したCREA FARM (クレアファーム)のスタッフ高木美恵子さんは「今回のフェア実施店は全て、私が20年前に台湾に駐在していた時に知り合った台湾人の仲間たちの手助けによりつながった飲食店とのコラボ。どの店も喜んで協力してくれ、リモートでそれぞれ日本と台湾で試作を行い、メニュー開発を行った。ピータン豆腐に静岡県産花かつおを使ったり、ベジタリアン用ルーローハンに大豆ミートを使ったりするなど、自分たちでは思いつかなかった組み合わせでローカルフードに静岡県産食材を取り入れるアイデアに、日本にいると気付かなかった食材の新しい食べ方を発見できた」と話す。メニューは他に、西尾食品の粉末かつおだしを使ったたトムヤンクンやラクサ、マルハンのシイタケパウダーを使った白菜の煮物や静岡茶園の有機ギャバロン茶、カミナリヤのはとむぎジンジャーティーなど。

 静岡市産業振興課の武馬千恵さんは「元々は商談ベースで行われていた台湾との交流だったが、回を追うごとに出したい商品と求められている商品にズレがあるなどの課題に気づき、事業が海外の人たちに合ったマーケットイン型の商品作りの方向性に変わりつつある。お茶が有名な台湾で、商談会の際には静岡茶の売り込みがなかなか難しかったが、今回は台湾の東方美人茶と同じような製法で作られた、藤枝市産の和紅茶を使ったスフレケーキも販売することになった。フィードバックを元に、今後も台湾の市場にあったものを提供していきたい」という。

 今月12日まで。

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