西日本鉄道(福岡県福岡市)が1月25日、2023年夏をめどに台北市西門町にホテル「ソラリア西鉄ホテル台北西門(仮称)」を出店すると発表した。
台北市の西門町は台北市の商業集積地で「台湾の原宿」と呼ばれるエリア。同社が出店する立地は地下鉄(MRT)西門町から徒歩4分。28階建てのビルを所有する台湾土地銀行と20年間の賃貸借契約を結び運営する。
同社担当者によると、客室は約300室になる見通しで、日本人観光客やビジネスパーソン、台湾内外の旅行者の利用を見込んでいるという。地上6~28階をフロントとレストラン、客室とする予定で、宿泊料金については相場よりも若干上回る見込みとしている。
投資額は約6億円。台湾への進出は初めてとなるが、海外では既に韓国で2店舗運営し、2020年にはタイ・バンコクでの開業も予定しているため、出店すれば海外4店舗目になる。さらに同社では、2025年度までにホテル事業を40店舗1万室まで展開させ、売上高を年400億円にする目標を掲げている。